第7章 ルキア救出!いざ尸魂界へ!!
「あァ、こらあかん」
そうギンが呟いた途端、門を支えていたじだんぼうの左腕は切られていた。
「・・・あかんなぁ・・・門番は門開けるためにいてんのとちゃうやろ」
「ぶはっはっはっ」
じたんぼうは血を大量に流しながらも、それでも片方の手で門を支えていた。
「なっ、なんだあいつ!!今なにした!?」
「・・・・・夜一・・・どうする?」
ここで隊長クラスが出てきたことは予定外のことだろう。夜一の顔には焦りが見られた。
「・・・ひとまず退却して・・・・」
そう夜一が言いかけたとき、一護が走り出した。そして、ギンに斬りかかった。
「なんてことしやがんだこの野郎!!!」
「ありゃりゃー」
「それは、こっちのセリフじゃぁぁぁーー!!」
一護、正義感強いからな。我慢できなかったんでしょ。・・・・でも、困ったな。相手はギンだし、私が飛び込むわけにも行かないし・・・。
「・・・・キミが黒崎一護か」
そして、わたし達をチラッと見る。
「ほんなら尚更・・・ここ通すわけにはいかんなあ」
そして、ゆっくり一護と距離をとり始める。
「!!一護!!構え・・・・」
「射殺せ神槍」
斬魄刀を解放したギンの神槍によって、門より押し出される一護たち。じたんぼうの支えを失った門は途端に閉まっていく。
「元気そうで安心したわ。バイバーイ♡」
そして、門は閉じられた。