第2章 私の幸せ
「副隊長ー!隊長ー!桜花が来ましたよー」
一角がそう呼びかけて、5秒もたたないうちに
「桜花ーーー!!」
小さな影が飛び出してきて、私に抱きついてきた。
「やちるー!!久しぶり!」
十一番隊副隊長、草鹿やちる。私と1番歳が近くて、副隊長なの!!自慢の私のお友達!!
「お勤めご苦労様。つるりん。」
「つるりんじゃねぇって言ってんだろ!ドちび!!」
いつも2人ともこんな感じ!見てて飽きないの。
「剣ちゃんも待ってるよ!!行こ」
私の手を引っ張るやちる。
「うん!!」
私も一緒に走り出した。