• テキストサイズ

香国 ー駆ける兎の話ー

第1章 駆ける兎の話



真っ黒い気持ちを抱えたまま二人に駆け寄る。
今日は今日の務めを果たさなくては。例え七日の後にはここを出て行くにしても。

私は土の国を治める立場に立つ。まだ会った事もない婿がねと添って、まだ見たこともない国に行って。



不安でも怖くても、そうしなくちゃならない。私は土に帰るのだ。

多分、それが正しくて、…そういう事なのだ。










/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp