第1章 水色模様☆
何も考えていませんでした・・・。黒の学校って東京じゃないですか!!
仕方なく新幹線に乗ったのはいいですけど、何処なのか全く知らない!
「しかも雨まで降ってます・・・。」
傘持ってくれば良かったかなぁ。誠凛、だっけ?
・・・人に聞いてみましょう!
「部活中かなぁ?・・・すみません!」
ざあざあと流れる滝みたいな雨。
そういえば、黒と初めて会ったのもこんな天気でした。
道もだいたい分かったし、さっそく行こう!
「案外近いし、傘いらないかな。」
小走りで黒の学校まで。
途中まで来て、気づいたことがひとつ。
・・・タクシー使えば良かったぁぁぁぁぁ!
後悔している間に、着いてしまった。
「バスケの音・・・。こっち?」
大きな体育館を、チラッと覗いてみました。
なにやら試合というか、ゲームしてます。
顔から言って2年生対1年生でしょうか。
・・・!黒を発見です♪
「少し見ていましょう。」
黒は全然ボールに触れてないですね。
まだ、みなさん黒の力を知らないのかな?
赤髪くんしか目立ってないと思うのです。
「おぉー、すごいダンクです!」
リコ「ん?・・・誰?」
「あっ。・・・にゃあにゃあ♪」
とっさにネコのふりをしてしまいました(・・;)
いつもの癖なのです!
黒には気づかれてしまったかな・・・。
日「なんだネコか・・・って、違うだろ!」
黒「みるく?どうしてここに?!」
見つかってしまいました。
むぅ、なかなかやるのです、メガネさん。
ボクは仕方なく中へ入りました。
「練習のジャマしてしまって、ごめんなさい。」
小「わあ?!かわいいーーー!!!!!」
火「////。」
黒がとても驚いています。
ボクは、黒に飛び付いてしまいました、まる。