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君のそばにいたいから。~黒子のバスケ~

第1章 水色模様☆


~赤司~

今日も、元気で明るいみるくの笑顔。太陽より眩しく輝いている。
ボクの双子の妹。表面上ではそうなっている。けれど、本当は違う。義理の妹なんだ。

「それじゃあ、着替えてさっそく行ってきます!」

ボクと同じ真っ赤な髪。義理と言っても、父親は同じ、いわゆる腹違いの妹。
よく似ているけれど、違う所だってある。
雪のように白い肌、青く透き通った瞳・・・。君のその全てが愛しい。

赤「みるく。」

君は不思議そうに振り返る。つい、呼び止めてしまった・・・。
行かないでほしい。ボクのそばから離れないでほしい。いくら腹違いとはいえ、こんなに思っていいのだろうか?
はぐらかすと、すぐに出て行ってしまった。

赤「・・・好きだよ・・・。」

もちろん君には届かない。ずっと前から、こんなにも君を思う。抱いてはいけないのはわかってるハズなのに。

『ボク、兄上が大好きです!』

無邪気すぎる笑顔と言葉。嬉しいけど、少し複雑になる。
君がボクから離れて、誰かのもとへ行った時。ボクは受け入れられるのか?
かたわらにある、指輪。赤いルビーが組み込まれている。誓いの指輪・・・。

みるく、ボクは君が好きだ。一人の男として。
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