第3章 黄色模様☆
試合そうそう、きぃにボールが渡りました!
黄「よっと…!」
火神くんのダンクですか!
さすがきぃなのです。…すごいのです。
笠「バカヤロー!壊せって言っただろうが!」
「ぎゃっ!すみませんッス~!」
「きぃ、大丈夫…かな。」
これが普通ならいいですけど。
…青にも時々やられていましたし。
黄「女の子にはあんまッスけど…。バスケでお返し忘れた事ないんスわ。」
火「この野郎!」
きぃ、火神くんを挑発してはいけません。
人を挑発するなと兄上に言われたでしょ!
…世話がやけるのです。
ープルルップルルッ
あ、兄上ですっ。何かあったのかな。
…ボク、出掛けるって言ったっけ?
「もしもし…。兄上、ですか…?」
赤『涼太とテツヤの試合か?』
「ごめんなさい!言うの忘れてました!」
呆れるように言う兄上。
…ごめんなさい、ごめんなさい!
赤『…はぁ。なるべく早く帰って来い。』
「…はい!ありがとうございます、兄上。」
赤『あまり心配させるな。…慌てたぞ、ったく。』
?最後の方が全然聞こえませんでした。
…歓声がうるさいのです。
赤『…そういえば、告白されたな。涼太に。』
「はい。ボクも好きですよ、きぃ。」
いつも優しいし、楽しいのです。
赤『……俺より?』
「ひゃう?!」
兄上が俺って言ってます!
中学以来なので怖いです、ダークですっ。
しかもなんだかエロい声っ。
「あ…兄上のが、好きでひゅっ。」
赤『クスッ。知ってるよ。じゃ、早く帰って来るんだよ?』
兄上、やっぱりちょっと意地悪です。