第2章 **#洛山バスケ部#**
えー、ただいま勉強中なのです。
バスケ部の部室でレッツ・スタディなうです。
ボクの隣にレオ姉で向側が永さん。
ホワイトボードの前に兄上が立っています。
赤「いいか?小太郎にはつきっきりで教えよう。他はわからない所は聞いてくれ。」
「他って、永さんだけです・・・。」
さっそくコタが兄上に教えられています。
全教科ヤバイって、大丈夫でしょうか?
レ「大変ねぇ、本当に。」
「ふふ。なんだか懐かしいです。」
レ「懐かしい?帝光でも、あったの?」
ボクはコクンとうなずいた。
きぃと青がすごく成績悪くって・・・。
時々、みんなで勉強してたんだっけ。
「兄上も大変そうでしたよ。」
レ「どこに行っても苦労する人よね。」
赤「余計なお世話だ。」
うわぁ!聞いてたんですか、兄上!
てっきり、コタで精一杯かと・・・。
「レオ姉、ボク達なんか暇ですね。」
レ「暇よねぇ。じゃあ私がみるくの勉強見てあげるわ。」
「えぇぇ?!」
無理矢理テキストを開かされてしまいました。
それも、苦手な英語です!
レ「ちょっと、ピンばかりじゃないの!」
「み、見ないでください~(涙)」
赤「みるく、こんなにできなかったのか。」
兄上にも見せてしまいました。
中学の時はみんなに教えてもらってたけど。
今は自分一人でなんて無理ですよ!
「うわーん!英語と数学だけはダメなんです!」
レ「征ちゃん、私が教えるから大丈夫。」
赤「・・・まかせた。」
それから、天使のように優しい特訓が始まりました。
レオ姉はゆっくり優しく教えてくれます。
レ「はい、読んでみて。」
「・・・アーユーハッピー?」
レ「どこをどう読めばそうなるの?!」
長文は全部アーユーハッピー?です。
そう教えられたのです、きぃに。
赤「・・・涼太の影響か・・・。」
【わかったッス!長文は全部アーユーハッピー?ッスね♪】
赤「・・・はぁ・・・。」
兄上がため息をついてます。
コタに教えるのが大変なのでしょうか?
葉「うー、疲れたぁぁ!休憩しよ、赤司!」
根「もう頭にはいんねぇ!」
赤「そうだな。5分休憩だ。」
はあ。兄上の妹なのに、なんで勉強出来ないんでしょう?
・・・兄上のお母様が勉強出来る人だったのかな。