第2章 **#洛山バスケ部#**
「うー!もう今日は無理ですっ。」
レ「けっこう頑張ったわね、偉いわ。」
レオ姉に頭をなでなでされました。
みるみる体力が回復していきます・・・!
葉「赤司ー、もう勘弁してよー!」
赤「・・・今日はここまでにいておこう。」
兄上はパタンと教科書を閉じる。
はぁ、やっと今日は終了ですか・・・。
早く帰りたいです。
根「さっさと帰ろうぜ、赤司。」
赤「あぁ。・・・帰るぞ、みるく。」
「はーい!さよならっ。」
急いで兄上の後を追いかける。
毎日一緒に帰れるなんて、幸せだと思います。
赤「・・・疲れたか?」
「はい。・・・でも大丈夫なのです。」
兄上が心配してくれるのが嬉しいから。
ボクは兄上が大好きですからっ。
「・・・ボクは兄上が大好きですから!」
赤「っ////」
「兄上は優しいしかっこいいし・・・。」
言い出すと止まらないくらいです。
ボクの自慢の兄上です。
兄上が兄さんで良かったです。
赤「・・・ボクも好きだよ・・・。」
「?」
兄上が何か言いましたが、聞こえませんでした。
大事な事だったら困ります。
赤「何でもないよ。」
「ならいいのですが・・・。」
兄上の横顔が悲しそうです。
何か本当にあったのでしょうか?