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私の妖精アカデミア【更新停止中】

第8章 私の“個性”


雄英高校生活 二日目。

午前中は英語等の必須科目の授業。
ヒーローから教わるなんて、なんだか新鮮だったなぁ。皆は何故か唖然としてたけれど。

そして今はお昼の時間。私と百は二人でお弁当を食べている。

『プレゼントマイク先生の授業、楽しかったね。教え方も上手いし、分かりやすかったよ』
「はい。流石は雄英高校ですわね…授業も今までとは違う感じでした」

二人でさっきの授業について話していると、聞き覚えのある声が聞こえた。

「暁ちゃーん!私達も一緒に食べていい?」
『お茶子!いいよ、そちらの人は?』

お茶子の横には長髪の女の子が立っていて、パッチリとした目がこちらを見ていた。

「初めまして、蛙吹(あすい)梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで」
『初めまして、八雲暁です。私の事も暁って呼んでね!』
「八百万百ですわ。よろしくお願いします。」

改めて四人で集まりお弁当を食べる。今日は玉子焼きが上手くできたので、少し嬉しい。

「暁ちゃんのおかず、美味しそうね。もしかして手作り?」
「あ、それうちも思った!見た目からして凄いし」
『そう?ありがとう。そんなに大した事はしてないけどね』
「お姉様はいつも謙遜しすぎですわ!もっと自慢してもいいくらいなのに…」

やっぱり友達と集まって食べるのは楽しいな。なんて事を思っていると、話しかけるタイミングを伺っていたのか、周りの女子達が声をかけてくれた。

「ねえねえ!良かったらおかず交換しない?」
「それいいかも!私暁ちゃんのご飯食べたーい!」
「私は八百万さんのが欲しいな…」
「じゃあ私は梅雨ちゃんとお茶子ちゃんから貰うー!」

なんて感じで、終(しま)いにはA組の女子全員が集まってしまった。

「私達、ずっと暁ちゃんと話したいって思ってたんだ!」
「体力テストの時凄かったよね!」
「ねえ、暁の“個性”ってなんなの?」

葉隠透、芦戸三奈、耳郎響香の順に次々に声をかけられる。後で質問の嵐が来そうだな…。
“個性”か…確かに疑問に思う人は多いだろう。“個性”にしては出来ることが幅広い気がするし。あ、それは百も一緒か。
この辺は曖昧に誤魔化しておこう。



『私の“個性”は詳しくは分からないんだ』
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