第1章 春はあけぼの
誰も解けなかった問題の答えをサラサラとノートに書いた。
「そんじゃっ!静かにしろよ!」
そしてスタスタと仕事に戻っていった。
4人でノートを覗き込む。そこにはえらく綺麗な字で書かれた完璧な答えがあった。
「えーーっ!」
驚きのあまり4人が叫んだ瞬間、
ガッ!
荒北の頭に灰皿が飛んできた。
「だから、静かにしろっつってんだろーが!」
「ーーっ!!」
「素晴らしい!」
「ヒュー、さすがだ」
「、、、うむ」
荒北は悶絶し、東堂は賞賛した
新開は微笑み、
福富は1人恐怖と尊敬の念で震えていた。