第4章 ”従え"
(寝たくない…寝たくない…!明日が来てほしくない…!)
そんな事を考えながら布団の中でモジモジする。
このまま起きてようか…
そんな事も考えたがその願いは虚しく、私は一瞬のうちに眠りの世界へ行ってしまった。
……………………
"ピピピピ ピピピピ"
亜美「ん…」
アラームの音で目が覚める。
窓の外では私の気分とは裏腹に鳥が元気良く鳴いていた。
亜美「あぁ…起きよ…」
私は部屋を出て朝食を作りながら身支度を整える。
いつもは見逃す寝癖も今日は直す。
…だって朝一番で赤司くんに会うんだ。しっかりしなきゃ!
食べかけたパンを口に突っ込み、私は家を出た…。