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キセキとの3日間 〜黒バス〜

第4章 ”従え"



亜美「はぁ、はぁ…ごめん紫原くん!」

紫原「あ、亜美ちん〜。俺の方こそごめんね〜。バッシュ部室にあったから遅くなっちゃった〜」

亜美「あ、そうだったんだ!」

紫原「俺のこと探してくれてたんでしょー?マジ亜美ちん健気〜可愛い〜」

そう言って私の頭を撫でる紫原くん。

紫原「じゃあ、帰ろうか。送ってくよ」

亜美「うん、ありがとう」



でも、その後も私はしばらくあの赤司くんの姿が忘れられなかった…。

………………

亜美「ただいま〜…」

真っ暗な部屋に足を踏み入れる。

テーブルを見ると昨夜母が作ったであろう夕食が。

でも、私はそれを食べる気も起きずお風呂を沸かしに向かった。

"キュッ"
蛇口をひねる。

亜美「今日もいろいろな事があったなぁ…」

蛇口から流れるお湯の音を聞きながら私は思い出す。

図書室で黒子くんに告白され、
プールサイドでは紫原くんに告白された…。

昨日は黄瀬くんにも告白された。

今日は気まずくて黄瀬くんと目も合わせられなかったけど…。

ところで一つ気になるのが紫原くんに告白された時に聞いた事。
紫原『赤ちんは亜美ちんの事大好きだから』

あれは本当なの…?

ふと先ほどの体育館での光景を思い出す。

(あの時の赤司くん、とても綺麗だった…)

これがいわゆるギャップというやつなのかもしれない。

そんな事をボケ〜っと考えているとふとポケットにある携帯からバイブが鳴った。

ディスプレイを見る。そこには…

【赤司くん】

心臓が止まるかと思った。
何度見てもやっぱり文字は変わらない。

亜美「えっ!?どうしよう!どうしよう!」

私は携帯を握りしめ廊下を行ったり来たりする。

冷や汗が止まらない。

(絶対無断で部活サボった事だ…!)

恐る恐るメールを確認する。

赤司【明日、6時に部活に来い。】

こ…怖いっっ!!!
赤司くんからの呼び出し!
めちゃくちゃ怖いです!



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