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キセキとの3日間 〜黒バス〜

第2章 "冷静ではないです"



ふと目が覚めた時には授業の終わりを告げるチャイムまで残り5分となっていた。


…が、時すでに遅し。

「ずいぶんと長い間夢の世界にいたもんだな…」

英語の先生が仁王立ちしてました〜…。

「チャイムが鳴ったらすぐに来い!いいな!」

亜美「は、はい!!」


まさかの呼び出し!
私は素直に従うしかありませんでした。


……………

亜美「だからって、こんな事させなくても…」

私の両手にはこれぞとばかりに積まれた本の山。

そう、私が頼まれた事は図書室の本の整理。

英語の先生が運悪く図書委員会の顧問だからだ。


亜美「えっと…、この本はここっと。あと…」

バラバラだった本を番号順に並べていく。

一人で行うにはかなりの時間がかかりそうで…。

亜美「どうしよ〜…。」
私は大きくため息をついた。

4時間目は体育。
着替えを含めると5分はかかる。

休み時間の間に終わるわけがない…


亜美「放課後、やるしかない…」

私は持っていた山積みの本を机に置いて図書室のドアを開けようとした。

けど、私がドアノブに手をかけようとしたときガチャっとドアが勝手に開き…


亜美「え!?」


そこにいたのは大量の本を抱えた黒子くんだった。

亜美「ど、どうして黒子くんが!?」

すると、黒子くんは本の隙間から顔を出して

黒子「亜美さん。本を返しにきたんですが誰かいませんか?」

亜美「えっと、今は私しかいないけど…」

黒子「そうですか。では…手伝ってください。」

大量の本の一部を私に手渡してきた。
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