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キセキとの3日間 〜黒バス〜

第2章 "冷静ではないです"


亜美「………え?!」

急いで振り返る……が…。

(誰も……いない…!??)

そこには人っ子一人いなかった。

首を横に振り、辺りを見渡す。
キョロキョロ…。

黒子「首の運動ですか?亜美さん。」

亜美「うわぁぁぁ!!!く、黒子くん?!」

目の前にはさっきまでいなかった黒子くんの姿があった。

私は驚きのあまり黒子くんから2、3歩下がった。

黒子「そんな驚かなくても…。なんか嫌な気分です…」

私の顔を覗き込みぷぅっと頬を膨らませる。

(か、可愛い…!)


この雰囲気に合わない事を考えてしまった。

だって黒子くんがこんな顔するなんて…考えられない…!

黒子「亜美さん?…ニヤニヤしてどうしたんですか?…気持ち悪いです。」

亜美「き、気持ち悪いって…!」


…前言撤回。
見た目によらず毒舌です、この人。

黒子「それにしても今のシュートお見事でした。バスケの経験があるんですか?」

黒子くんは私からボールを受け取るとドリブルをし始めた。

亜美「うん。小学校の時にクラブでやってたの。短い間だけどね。」

黒子くんが私にパスを出す。
私はそれをタイミング良く取り黒子くんにパス。

黒子「そうですか…。……あの。」

黒子くんはボールを受け取ると少し黙った。


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