第2章 "冷静ではないです"
亜美「な、なんで黒子くんがここに?!」
全然気づかなかった…!
黄瀬「いつからいたんスか…?」
黒子「あなた達が部室にいる時からいました。」
亜美 黄瀬「…え?!」
つまり黒子くんは今までの事を見てたって事…だよね?
黄瀬「…ちょ、黒子っち怖すぎッス。こんな時までミスディレしなくても…」
黄瀬くんは黒子くんを怖がるようにして私から距離をとる。
でも、その視線はさっきと変わらず。
睨みつけるように黒子くんを見ていた。
黄瀬「はぁ…もー!!勘弁してくれッスよ!亜美っち!!」
亜美「あ、は、はい!!」
黄瀬「1週間後の春合宿、絶対にカッコいいところ見せて惚れさせるッス!」
覚悟するッスよ!と捨て台詞を残してスタスタと帰ってしまった。
取り残された私と黒子くん。
話そうにも告白された場面を見られているので気まずいなんてもんじゃない!