第1章 "あんたが好きッス!!"
しばらく無言の時間。
そんなこんなしてるうちに私の家の前に来てしまった…。
亜美「あ、家ここなんだ!今日は送ってくれて本当にありがとう!!」
深く頭を下げる。
黄瀬「いやいや、男として当然のことをしたまでッスよ!!」
亜美「黄瀬くんも気をつけてね!じゃあ、…」
と言って家の門を開けようとすると黄瀬くんに手首を掴まれた。
黄瀬「やっぱり俺…亜美っちの事好きッス。亜美っちが俺の事なんか見てなくてもいいから好きでいてもいいッスか?」
熱い視線…。
とても声を発する勇気は私にはない。
でも…答えなきゃ…。
亜美「あの…私……!!!」
その時、私はある人物に気がついた。
黄瀬くんも気づいたみたい…。
今まで見たことないような目つきでその人を見ている。
その人がだんだん近づいてくる。
黄瀬「黒子っち…!!」
なんで黒子くんがここに…?