第101章 【番外編】健康で健全な牽制
「ぁぁ…るる…」
こんな状態で名前を呼ばれてドキドキしないわけがない。
凄く嬉しくて私からどんどん触りたくなっていく。
本当にこの人が好きなんだなって強く思う。
割れ目から私の蜜が溢れて止まらない。
ますます擦れて昇りつめてしまいそうになる。
「……っは…っ…!!」
「るる…好きだ…」
耳元でそんなことを言われて何も無いはずのナカがきゅうっと締まる。
「んんっ…!!!」
声を出さないつもりでいたのに、呆気なく達してしまってくぐもったそれが室内に響いてしまった。
「!!?」
繋心さんがびっくりして私の身体から離れる。
「おま……!!いつから…!!?」
珍しく凄く動揺しているみたいで、取り繕う言葉すら見つからないようにぱくぱくと口を開閉している。
「あ…ごめんなさい……そんなつもりじゃ……」
気まずくてこちらも言葉を探すように逃げようとする繋心さんの腕を掴んで引っ張ろうとして、そのまま前のめりに布団に倒れた。
腰に力が入らない……。
繋心さんとやっと目が合うと、顔が真っ赤だった。
あまりにも可愛くてぎゅっと私から抱きしめる。
「起こしてくれて、良かったのに…」
「無理…させたから…」
口ごもって小さくそんな返事がかえってくる。
「ううん、私も何回でも…シたい…です…」
サイドボードからもう一つ避妊具を出して、私からゆっくり付けてあげる。
恥ずかしいことしてるし言ってるしで、こちらも頭が一気に熱くなる。
もう潤っているナカにゆっくり熱いのが挿入ってきて、余韻のせいでそれだけで軽く果ててしまう。
「うねってる…」
「ん…だって…名前たくさん…よばれて…」
「……情けねえとこ見せた…」
「嬉しいですよ」
頬を寄せてぎゅっと抱き締める。
髪も頬も撫でて、手を繋いでゆっくり繋がる。
「はぁ、あっ…」
「疲れたらやめる…」
「やめちゃ…やだぁ…」
熱い舌が口内で絡まって、下と同じようにゆっくり抜き差しされる。
さっきの余韻もあってより敏感な身体はすぐに達していく。
「んんっ!あ、は、ふ……!!」
さっきより優しい交わりに満たされる。
お腹が更に疼いてもっと深く繋がろうと必死になっている。
唇を離されてふつりと銀糸が切れる。
「もっと好きって、言って…」
試しに甘えて見ると少しだけ激しく律動される。
ぐちゃぐちゃと液体が絡まる音が広がっていく。