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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第99章 【番外編】ふたりさんにん


「ただいまー」
と開けても誰もいなかった。
ああ、練習試合だっけ、今から見に行くのもどうしようかな、なんて思いながらリビングのクッションになんとなく腰掛ける。
目に入ったのは、ユニフォーム…。
ビニールから出して手に取って眺めてみたり、ひっくり返したり、気になって匂いをかいでみたり…。
そんなはずはないけれど、やはり当時の熱気や情熱的な何かや、少しだけど汗や湿布の匂いを感じる気がして胸がきゅっと音がするように締め付けられる。
なんのけなしに自分の着ているものを脱いで身につけてみる。
通気性のいい素材独特のひんやりさと分厚さ。
そして思ったよりかなり大きくて驚いた。
身長差も体格差もあるからこのくらい裾が余るのはわかるが、それにしても大きいと思った。
(でも、もっと大きい子もいるしなぁ…)
なんとなくすっぽり包まれてる安心感と、思春期の会ったことない繋心さんにいけないなんて思いつつも感じて、段々お腹の奥が疼いていく。
年が同じくらいの時期に会ってみたらどんな付き合い方やどんな仕草をしてくれたんだろう、なんて未知のことを思いながら、幻覚かもしれない汗や体温の香りに包まれていく。
「ぁぁ…ん…」
自分の頼りない指を割れ目に這わせ、ぬめりけを帯びさせてゆっくり一番の弱点をなぞる。
「あぁ…いや…」
少し硬度を増してきたら指の先でつねったり引っ掻いたりした。
ますます中からじんわりと溢れたものをまた指に絡めて、いつもしてくれる行為を思い出しながら擦っていく。
浅く指を入れるとざらっとした壁がきゅっと締まって迎え入れてくれる。
「く…っ…」
自分の好きなところを見つけるように動かし、甘く疼くところに当たる。
とても物足りないけど、着ている大きめの布のお陰でいつもより弱点が過敏になっていた。
「は、あ、…ん……」
強めにそこを擦って指の腹で引っ掻いて、いつも夜してくれるようなことを思い出して、昇っていく感覚を思い出せばあっさりとお腹の奥が張り詰めた。
「いっ、いくっ……!!」
我慢していた悲鳴のような声が出て少しだけ飛沫が上がった。
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