第99章 【番外編】ふたりさんにん

あまりにも浅いソレに満足出来なくて、背中を丸めて奥深くに指を進める。
でも私の気持ちいいところまで全然届かなくて、ため息が出てしまった。
ふと繋心さんの持っているものがいかに大きくてどこまで深く挿入ることが出来たのかと、はしたないながら思ってしまって一気に指を掻き回してたソコから蜜が溢れた。
「ぁぁ…も…ほしぃ…っ」
届かないそこは諦めてさっきの浅い弱点に戻してまたかき回して引っ掻いていく。
「あ、ああっ…！」
ぐっと押すと、さっきより敏感になった身体が甘い痺れを受け止める。
「んっ！はぁ、あっ…」
貪欲な身体は更に昇りたいと私に詰め寄る。
うつ伏せになってお尻だけ高くして、指と弱点が当たりやすいようにした。
ぐちゃぐちゃと一人の部屋で大きく水音を鳴らしてまた痺れを受け入れる。
「…っ！はっ、ぁぁっ！あっ！」
クッションを濡らしちゃいけないと思って、慌てて近くの服で守ろうと思い手を伸ばすと、程よい位置にタオルがあった。
よかった、と安堵して体質のせいで溢れてしまう水をタオルに溢す。
「んっ……！」
きゅっとお腹の奥が締まる感覚とからっぽのソコが本来あるべきものを搾り取ろうと等間隔で蠢くのがどことなくわかる。
規則正しく感覚を空けて潮が溢れていく。
頭が白くもやがかかってきて、眠気のようなだるさが襲ってきた。
「タオルまだいるか？」
と声がして、うん…と返事して、霞が一気に消えて脳内が冷静になる。
「…！！！！」
「ただいま…」
なんというタイミングでお帰りになっているのか…。
挨拶も忘れて、
「なんで…いつから…？」
と先に疑問のほうが出てきてしまう始末。
「や、ついさっき…。
寝てるかと思ってたから…」
顔が熱くなる。