第95章 【番外編】旅行しよう
「あ、明日は観光したいので、程々にしてくださいねっ」
「へーへー」
「…っ!もう、聞き流してませんかっ!?」
また文句が飛び出そうなその口を自分ので塞ぎ、ゆっくりと畳に押し倒した。
甘い匂いがまた漂うと、頭の芯からクラクラとしてくる。
可愛らしく編み込まれた髪を手早くほどき、よく似合ってる薄い生地のワンピースを脱がした。
全てが可愛く愛しく思えたはずなのに、今はどれも邪魔でしかない。
そんなことより早く肌を合わせたい、そんな風に思う。
まるで付き合い始めの思春期のようながっつきに、自分でも嘲笑が漏れてしまった。
うっすらと首もとにある痕に、しつこいくらい重ねて吸い付き、濃く、鬱血させていく。
「んっ、んぁ……」
薄い首の皮から伝わる快楽に、短い喘ぎをただ上げ、柔らかな身体を胸に預けてくる。
その姿がたまらなく、また何か奥底から疼かせる。
「あっ……け、しん、さん…っ」
途切れ途切れに名前を呼ばれ、くすぐったさににやりと口角が上がってしまう。
もう余裕なんてとうにない。
彼女との約束を果たして守れるかどうか。
「もっと…して…」
髪をくしゃっと触れられ、脱色特有のパサつきの音が聞こえる。
そんな言葉と行動をされ、どくんと血管が脈打った。
鎖骨まで徐々に下り、 どんどんと花を咲かせていく。
「あっ!はぁ、ぁ…、ん、ふあぁ…」
感度の高いその肌は、それだけでその小さい手は与える刺激を逃がそうと必死だった。
やがて胸の膨らみにたどり着き、脱ぎかけの服を剥いだ。
白い肌が眩しいくらいに晒され、膨らみに思い切り齧りつく。
先端を舌で転がせば、腰がはねて物欲しそうにした。
「あぁぁぁっ!それ、だ、だめぇ!んんっ…!!」
指を割れ目に押し当て、芽を擦りながら、赤子のようにそこを吸った。
「ひぁぁあん!あっ、あう、あぁぁ!
あっ!くっ、ん…、ふあっ、あっ!!」
勝手にはねる下半身が指に押し付けられ、じんわりと熱が溢れてくる。
軽く達した身体は、物欲しそうに入り口をパクパクと動かした。