第94章 【番外編】旅行先を決めよう

「ん、はぁ、はっ、ぁ…っ」
離してやるとくたりと寄っ掛かり、利き手を誘導される。
「もっと、さわって……」
「…よくわかってんじゃねえか」
馴らされたその相性の良すぎる身体は、ただ従順だ。

手にかかる熱い飛沫すら懐かしい。
恥ずかしそうに目を強く閉じ、また蜜があふれるソコに指を這わし、一気にるるのいいところまでを貫く。
「ぁあああ……っ！！」
指の腹を２回往復させれば、またナカが引き締まり、手と脚に飛沫がとぶ。
「あっ、も、もぅ…、い、いれて、いれてくだしゃい…っ」
「こんなイっててまだ足りねえのか？」
イヤらしく笑いながら聞くと、こくこくと頷かれる。
限界も近いが、この可愛い恋人をどう苛めてやろうかと考えるのもなかなか止められない。
「あう、あぁっ……んんぅ」
ちゅう、と音を立てながら舌を吸い、また呆気なく達するソイツに指ではないものをゆっくりと宛がう。
「んっ！ぁっ、あっ…、は、はやく、はやくう…！」
きっとコイツも相当我慢していたんだろう。
そう思うと狂うくらいに抑えが効かなくなりそうだ。

宛がった割れ目にゆっくり侵入し、今までより狭くなったその道を進む。
「ふぅっ、うっく…っ」
気持ち良さそうに圧迫感に身を任せ、なるべく声が出ないように自らの手で口を塞ぎ、汗を流す。
「も、きもちぃ…っ、あうっ…」
最奥の入口に先端が当たる。