第94章 【番外編】旅行先を決めよう
「そんなにイイか」
「いいっ、あっ、あっ、も、いっちゃう…っ!」
コツコツと奥に当てただけだというのに、腹がひくひくと震え、はあはあと腕の中で荒い呼吸を整える。
こちらももう保ちそうにない。
早く解放したいと内から熱が沸き上がる。
「悪ぃな、ちと、キツいかもな…」
彼女の背中が見えるほど骨盤を持ち上げ、上から刺すように打ち突けた。
「あああぁっ!!あっ!あっ…!ま、まって、まっ…っ!!!」
「待てねえって」
脚が天井に向き上がり、びくびくと痙攣する。
それを確認してから横向きにし、真っ直ぐに休む間も与えずに楔を打ち込む。
「いやぁあっ!!あっ、んくぅ、いってる、からぁっ!!」
ますます狭くなったソコを気にせず、己の欲するままに、ただその体内を楽しむ。
「あ!あ!いぁ、やぁぁっ!!」
一度目を迎えたというのにまだ物足りなく思う。
「っ!!」
ぐったりのする身体を抱き起こし、下腹部のそれを宛がう。
「ちょ、ちょっと、まっ…」
胴を押し返そうとする小さな手をはねのけ、そのまま覆い被さった。
「あああああっ!!」
ぬるりと挿入れると共に、小さな甲高い悲鳴が上がる。
挿入れただけだというのに、触れた腹は痙攣し、ナカはぎゅっと収縮する。
奥がパクパクと物欲しそうに口を広げ、そこに先を押し付けた。
「ひっ!!!!」
ゆっくりと腰を回し、そのざらつきを堪能する。
「だ、だめ…!!だめっ!!」
久々でこの感覚はさすがにキツすぎたか、とにやりと笑ってしまう。
彼女は何回か息を詰まらせ、シーツを握り、爪先まで力を入れながら果てた。
熟成された花の匂いがむわっと満ちた。
じわじわと溢れた蜜を割れ目に擦り、同じように奥地をまさぐる。