第86章 【番外編】優しくして
僅かに擦るようにしか動かないのに、あまりにも的確に私の弱点を刺激され、ずっと気持ちいいままの感覚。
「うぁあああ…っ!!い、いってる!いってるからっぁっ!!」
私の言葉には構いもせずにそれを続けられ、大きな掌がまたストッキングをびりびりと裂いていく。
「…っ、あっ、あうっ…、ぁ、やぁぁあっ!!」
ぎゅっと引っ張られた下着が、芽を潰すように食い込み、我慢しきれなかった潮が着ているものをどんどんと濡らしていく。
「興奮し過ぎじゃねえか?」
「…っ、だって、も、きもちぃ…っ!ずっと、おなかきゅうきゅうしてる……」
「知ってる」
ナカの形がわかるほどソコが狭くなってるのがよくわかる。
繋心さんは耳元で笑うと、噛み付くようなキスをしてきた。
「んんっ!ふぅ、はっ…、や、やだぁ、やさしく、して…!」
「後でな」
「っ、ひどい、なんで…っ!あっ!や、やぁ!また、きちゃっ…っ!!」
ゴツゴツと聞こえてきそうな程激しく攻め立てられ、床にまた私のものが広がっていく。
「意識もぶっ飛ばしてやるよ」
「……っ!!い、いやあっ!ひどいぃ…!」
いつもと違う繋心さんの行為に違和感を覚えながらも、私は逆らうことの出来ない快楽に溺れてしまった。