第10章 初恋
Tシャツの裾から手を入れ、吸い付く肌に触れる。
それだけで言い様のない興奮。
まだ成長過程の自身は硬度を増していく。
加虐心がどんどん芽吹く。
片手で肌に触れ、再び貪るようにその唇を塞いだ。
「…っ!」
少し痛いのか顔が歪んだ。
ぞくぞくする。
あの端正で余裕のあるいつもの顔が、俺の手で歪むのは最高に興奮した。
この顔を、この声を、この仕草を、自分しか知らない。
背筋にじんわりとした快感が虫のように這う。
愛撫もそこそこに下の割れ目を布越しにそっと触れた。
「…っ!!やだっ…!」
「いつかお礼してくれるんでしょ?」
「…徹さん、でも、これ…っ!」
怯えてる顔がどんどん俺の欲を煽っていく。
「ねえ、身寄りのない君をこの家から追い出すなんて、俺には簡単なことなんだよ…」
「…!!!!」
彼女は一瞬目を見開いたが、すぐにいつもの余裕さを取り戻す。
「…わかりました。
明日私はここを出ます」
違う、俺が聞きたかった返事はこんなんじゃない…!
ひしゃげるほどにまだ成長しきっていない胸を手のひらで潰す。
「いっ…た…」
「違う、俺に服従しろって言ってんだよ」
「…や、やめてっ…」
「なんで?皆俺とこういうコトしたがってんだよ?
なんで君だけは違う?」
段々イラついてくる。
彼女の拒絶が、興奮から怒りへと変わっていく。
自分のことなのに、自分がわからない。
そのモヤモヤとした感情をぶつけるかのように、乱暴に下着を剥がすと、そのまま渇いた狭いソコに無理やり侵入した。
「あぁぁぁぁ…っ!」