第78章 【番外編】誰にでもある願望
「おい」
気付いたところで、後ろ手に自分を慰めるのを見てしまった。
「人の咥えながら興奮してんのか」
「だってぇ…!」
「自分でも触るなって言ったろ?」
「も、もういいじゃないですかぁ…!」
「よかねえよ」
手元にあったスポーツタオルでその両手首を縛る
それすら若干嬉しそうにするのが最早不安になる。
とんでもない変態を世に誕生させてしまったのではないかと。
「嬉しそうにすんな」
「し、し、してません!!」
「嘘」
喉奥まで滾ったモノを入れ、その口を黙らせた。
苦しそうにするが、うっとり見上げてくる。
どこまでその性癖なのか、見物である。
「ぷはぁ…っ」
どろりと胃液の少し混じった唾液を伝わせながら、口を解放させてやった。
尚も顔には蕩けており、うっとりと見つめてくる。
もう一度同じ事をし、喉の更に奥にまで突っ込み、そしてそこでドクドクと白い欲望を吐き出した。
彼女はごくりと飲み干してから、寂しそうにする。
「ぁぁ……ひどい…、先に出しちゃうなんて……」
と、めちゃくちゃがっかりされた…。
「そんなに欲しいなら挿入れてやるよ」