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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第56章 【番外編】寂しくないように


こちらの与えるどんな刺激にも従順に受け入れてくれるるるは、深く抉ったナカを気持ち良さそうに絞ると、甘い声を上げて果てる。
いつか本当の家族になるまで、数年。
すぐにでもこのまどろっこしい数なんて捨てて迎え入れたくは思うが、もし彼女の学生生活に支障が出るのだとしたらと思うと踏み切れない。
まだまだ、そういうのが認められにくい世の中ではあるし、この短い恋人という期間を楽しみたいと思う己の我が儘。
まだまだガキだな、なんて思いながら、あまりにも可愛い女をまた抱き締める。
いつか壊してしまうのではないかというくらい、愛してやまない。
「…っ、愛してる…」
締め付けに耐えるように囁くと、るるは振り返り、焦点の定まらない目で必死に俺の顔を探しているようだった。
「け、しん、さっ…ん、あっ、もっ、もっとぉ…!」
「愛してる」
「あっあっ…!」
きゅっも ときつくシーツを握る手を上から握る。
「お前の寂しい感情、全部、受け止めるから…」
「あっ、うれしい…っ、んんっ…!ぁあっ…!」
「だから、さっきみたいな、顔、っ、すんなっ!」
「やぁあっ!んん、ん、わかっ…、ああっ!」
初めて繋がった時みたいな、後ろからのキス。
深く、逃がさないように、湿った髪を押さえてする。
達しながらだったのか、るるの身体がびくびくとまた小さく震える。
傷ついた背中に精を吐き出すと、満ち足りた気持ちになった。
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