第56章 【番外編】寂しくないように
「あ、っ、ゆび、やだぁ…っ」
ぐしゅっと音がする。
ナカが一際狭くなると、蜜が水のように溢れてきた。
相変わらず感度のいい身体は、俺の動き一つに反応し、喜び、甘い水を産み出す。
「んんっ!そこ、だめぇっ、あっ、あうっ!!」
「ダメじゃねえだろ」
きゅっと指が締め付けられ、ひくひくと腕の中で痙攣する。
くの字に指を曲げ、芽の丁度裏側にあるざらついた壁をぐりっと音のしそうなほど擦れば、背中を仰け反らせて達した。
「っ!!あっ!!だめ、だめっ、いっちゃぁぁっ!!やっ、まだ、やぁぁぁ!!!」
また俺の手を袖まで濡らしながら、蜜が溢れて止まらない。
そのままの体勢で、ぐっと自身を突き刺せば、声も出ないほど良かったのか、圧迫に耐え、そのまま果てる。
「…っ!は、ぁ…!!」
逃げるヒクつく腰を追いかければ、上から突き刺すような状態に変わってしまい、るるは余計に四肢をひきつらせていく。
「あぁぁぁっ、あっ…!はぁ、んん、ふ、ぁ…」
熱のせいかナカがいつもより熱い。
体内の温度でこちらも溶かされそうだ。
少しずつ角度を変えながら攻め、赤く膨らんだ芽を潰せば、またシーツに滝のような水が落ちていく。
「きゃぁうっ…、いやぁぁ!それやぁあっ!
あ、あっ、いっちゃ、いっちゃう、いやぁぁっ…!!」
首を振りながらも耐えきれなかった快感に波のように拐われ、はあはあと呼吸を整える。
どこに触れても、小さな白い身体はビクビクと震え、愛情とはまた別の何かがそそられる。
のし掛かるように奥の入り口に先端を埋め、彼女の形の整った耳に舌を這わせた。
ねちゃっと、粘着質な音を立たせ、耳朶を噛み、ちゅっと聞こえるように吸えば、びくんびくんと腰を震わせて感じてくれる。