第50章 【番外編】世界中のショコラティエに謝れ
「はぁ、あっ、ん、ふぅ……っ」
くちゅくちゅと粘り気のある音が反響して、お腹の奥をどんどん疼かせていく。
「あっ……!」
あまりにも気持ちよくて、どくんと心臓が跳ねて、とろりと熱が真ん中から溢れていった。
指を絡ませて指先まで走る電流を、ぎゅっと手を握りながら一緒に感じてもらえるのが嬉しい。
「あっ、ごめ…なさ、いっちゃっ…」
「そんなによかったか?」
「……っ」
そう聞かれると、目も合わせられないくらい恥ずかしい。
目をぎゅっと瞑ると、煙の味だけのキスをされる。
もう頭が真っ白で、勝手に腰が揺れるのも気にならない。
「甘いな…」
耳元で囁かれるとぞくぞくとしてしまう。
「あ、はやく…っ」
繋いでいる手を離して、ズボン越しに硬いソレを撫でた。
熱くて脈を打っている。
私がそうさせているんだと思うと、嬉しくて仕方がない。
「ね…?」
「俺はまだちゃんと食ってねえんだよ」
「…っ、やぁん、も、だめで…」
服を剥ぎ取られて、ひんやりした空気に肌が晒される。
身体が熱くて気持ちがいい。
下着もそっと取られると、欲しかったモノが来るんじゃないかと緊張で構えた。
広い肩幅に脚を掛けられ、身体の真ん中にやわやわと触られる。
ぬちゃっとした音が恥ずかしくて顔を手で覆った。
「やぁっ!」
その刺激すら気持ちよくて、脚が震えてしまう。
つぷっと音がすると、指と一緒に何かが入ってくる。