第48章 【番外編】エトワール
「ぁ…っ」
すっかり火照った身体は、さっきまで冷えていたのが嘘のようだ。
日当たりいい昼間の部屋で、ストーブのじーっという音を聞きながら、声を押し殺して与える快楽に耐えるるる。
真っ白な背中の痛々しい傷が、オレンジに照らされる。
自分の胸板を押し付けて、隙間なく体温を与えるように密着して、後ろから根本まで咥えさせる。
イイ所に当たるように自分で身体を動かすと、ゆるゆると腰を動かして、果てなく喘いでいた。
「あ、うぁ…っ、も、またっ…!!」
背中を反らせて果てたことを伝えてくると、きゅっとナカが締まって、絞り出そうと蠢いてくる。
「…っ」
汗すら浮かんでくるそのやり取りに、外が冬だとはもう思えないほどの熱さ。
「きゃあっ!やっ、やめ…っ!!」
後ろから敏感になった芽を触ると、悲鳴が上がり、外の廊下を走る子供の声が聞こえてくる。
「今こっちでなんか聞こえたか!?」
「…ばか」
「ご、ごめんなさい…」
慌ててかけてある服と毛布を手に取り、繋がったままの状態で押し入れに入り込んだ。
木造独特の匂いに、花の香りが混じる。
「ここだ!!」
「あれー?」
ストーブは炊いてあるのに無人なんて、怪しすぎる。
「…っ!っ!!」
密着して体勢が変わってしまったことにより、より奥深く、彼女のいいとこに先端が当たるようで、声を殺してびくんびくんとナカをひくつかせている。
「け、けーしんさ、っ!!こっ、れ、だめっ!!」
「…しー」
小声で伝えてくるが、布団やらなんやらでこちらも身動きが取れない。
「んんっ、っふ、…っ!」
指を口に入れて必死に抑えるが、びくびくと腰が揺れてしまうせいで余計に果ててしまう。
そんなジレンマと一人戦う姿を見ていると、こちらも余裕がどんどんなくなっていく。