第45章 【番外編】スイート&ビター1
「ごめんねごめんね!忙しいよね…!」
「いいよ、気にしないで」
「他の子はあげないんだって…だから参っちゃって…。
相談できる人いてよかったよぉ!」
ここまで来るとほぼ半べそだ。
「同棲しててもちゃんとそういう行事やるんだね」
「今まで私が受験とかで全部無視してきたから、気にしてくれてるんだと思う!
そういう気持ち、凄く嬉しいし、一緒にいるだけで幸せなんだけど、なんか色々計画してくれてるみたいだから、なんか、おうちでいいですとか言いづらくて…!!」
「わかるわかる」
東峰くんは笑いながら、モールの地図を広げて、メンズのお店を何個かピックアップしてくれた。
予算を伝えると、大体ここらへん、というのも把握していてくれて、神様か何かに見えた。