第42章 アップルアンドシナモン6
「繋心さぁん…!!」
「ここにいる」
華奢な身体を抱き止め、凹凸のある儚い背中を撫でてやる。
「んんっ」
「まだ感じるのか?」
「んっ、あん、ごめんなさい、さっき、いしき、なくなっちゃって…っ」
はあはあと息を荒くして早口で答える。
「いいんだ…」
「つづき、はやくして、ね?
も、もう、がまんできないのぉっ!」
「…ったく…」
そんなこと言われて反応しないワケがない。
密着した身体を浮かせて、割れ目をそっと先端でなぞる。
「あ、あう、っんぅ」
挿入れていくだけで、身体がびくびくと痙攣している。
「いきゅっ、やぁっ…!!!」
「おい、まだ全部入ってねえよ」
くくっと笑うと、嬉しそうに口角を上げてくるるる。
「ずっと、がまんしてたのっ!だからね、も、あっあっ!!」
少し奥に進んでは、耐えきれなかった身体がひくんと天辺を迎える。
「壊れそうだな…っ」
全部入ると、感嘆の声が風呂場に響く。
「あああああああ!!!!
いい、いいっ、はぁ、は、あっ…!!!」
きゅうっといきなりナカが締まり、こっちも急で息を止めた。
「繋心さん、繋心さっ、あっん、あっああっ!!」
「くっそ、イキすぎ…っ」
「すき、すきです、すきぃぃぃ」
「もたねえから、やめろって…くっ」
声が、言葉が、仕草が、愛おしい。
ナカに思わず出してしまう。
息も絶え絶えなのに、熱いキスをしてくる。
答えてやると、気持ち良さそうに顔を歪めて、呆気なくナカを締め付ける。
「あぅ、あっ、ぅん…っ!!」
猫なで声がくぐもって響く。