第40章 アップルアンドシナモン4
浅く指が入れられ、芽の裏側にある好きなところを弄られながら、じゅっと敏感なところを吸われる。
「はっ、やぁっ…!!」
びくんびくんと痙攣する。
悲しさなんか、飛んじゃうくらい。
お尻まで水が流れてきて止まらない。
垂れたものも綺麗に舐められると、私は余韻で呆気なく果てた。
爪先まで力が入ってしまって、木兎さんの少し固い髪をきゅっと手で掴んでしまう。
「あっ、はぁ、はあ……っ」
今までとは違う快楽の海に、のんびりと沈んでいく。
濡れたタオルで綺麗にしてもらって、そのまま同じベッドで後ろから抱き締められる。
その時に、すっとお水のボトルを渡された。
「落ち着いたか?」
「…うん…」
「るる、好きだ」
「……っ」
「な?答えられないだろう?」
「……ごめんなさい!」
ストレート過ぎる彼の言葉に、私は上手く反応が出来ない。
でも、さっきまでの電話での声を思い出して、今にも涙が出そうだ。
「俺が電話渡された時、アイツ、お前の名前連呼してたぞ」
「!!!!」
はっとする。
「電話は、恐らく操作ミスで気づいてないが、まあそういうことだ」
繋心さん、私のこと思いながら…。
急に嬉しくなったと同時に、私はふと現状を振り替える。
「…!!私、なんて、こと……!」
「だから我慢させただろう?」
「ううっ…」
「まあ、ギリギリお前は悪くない!!それでオーケー!!」
頭をわしわしと撫でられて、胸が締め付けられる。
「次は爆発するからな!!覚えとけ!!」
少しだけ寂しそうなその顔は、この旅での思い出になってしまった。