第40章 アップルアンドシナモン4
私をうつ伏せにすると、羽織ってたカーディガンを床に落とされる。
顔を見ないようにしてくれているようで、優しさを感じた。
そっと、服に手を入れられ、膨らみを押し潰すように弄ばれる。
頭がぼんやりしてる私には、それが気持ちいいのかすらわからない。
ちゅっと首筋に優しくキスされる。
やっとそこでくすぐったいと思って、ふっと息が吐けた。
はりつめた緊張と寂しさで、何も考えられない。
ブラウスを残してほとんどの服を剥ぎ取られた。
それでも、木兎さんは最後の行為をしてこない。
じっくりとくまなく愛撫されて、私の真ん中は、充分な程熟している。
「はぁっ、…とさん…あっ…」
芽を潰しては指が少し侵入してくる。
浅くかき乱されて、それでも決定的な快楽はこない。
もどかしさでお尻が震える。
「い、入れて…っ、入れてよぉ……」
「ダメだ」
「なん……」
「お前を、また悪者にしたくない…!」
私がそのあと罪悪感で死にそうになったのを、知ってるんだ……。
何故か急に嬉しくなる。
「悪いのはアイツだけでいい…」
「……っ!!」
涙がまた流れる。
なんて、優しい人なんだろう。
「好きになれなくて、ごめんなさい…」
「謝るな…」
大きくて逞しいモノが、太股にぬるりと入ってくる。
「これでも、我慢してるんだ…!」
じゅる、じゅるっと水の音と共に、大きなソレが前後に動く。
「気遣わなくて、いいから…っ!
入れて?ね?」
「ダメ、だっ!!」
「ああっ」
花弁に擦れて気持ちいい。
ぬるぬると動きが早まっていく。
「やばっ、入れたくなる…っ!」
「入れてぇ…っ!おく、おくついて…っ!!」
「煽るな…っつーの!!」
「だ、だってぇ…」
「俺に抱かれて、ツラそうな顔されんのは、もう勘弁だって!!」