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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第35章 【番外編】ミルキーウェイで逢いましょう




「前回同様るるさんに来ていただきました」
「わー!!!」 
「先輩!まぶしー!」
「今回はノロケ三回まででお願いします」
バスのなかでいつもの可愛い後輩たちが迎えてくれた。
暖かくも懐かしい情景に少し切なくなる。
OBも同じく澤村くんと菅原くんだった。
どこか居心地悪そうで、来てしまったのが少し申し訳なかった。
前の席で打ち合わせを少しして、段取りを覚える。
私の使わせてもらう台所も用意してあった。
メニューを渡され、前回同様の流れを教えてもらう。
「烏養くんたちは、今回は気を付けるようにしてくださいね?
仮にも未成年だらけの旅ですからね?」
武田先生は黒い笑みを浮かべながら言った。
「え?前なんかありましたっけ?」
「るるさん、それ本気で言ってるの?」
「え?え?」
「あのな、なるたけスるなと……」
「え!!」
繋心さんにそう言われ、私は驚きで声を上げる。
「そんな…薄着の繋心さんが怒っている姿を見て…禁欲とか…無理です…!!」
「ばっ、そういうことバカ正直に言うんじゃねえ!」
「岩陰とかならいいですよね!?先生!!」
「……まあバレなきゃいいでしょう!」
「先生!!?」
「私、一生懸命バレないようにしますね!
繋心さんもこ…」
「だから!!そういうとこ怒られてんだっつーの!!アホ!!」
「ごちそーさまです…」
「ごちそーさまでーす」
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