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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第33章 アップルアンドシナモン2


「何年も、待ってた…っ!!」
「ん、んぅ、あっ…!」
舌が吸われて、そのまま果ててしまう。
繋心さんじゃないのに、忘れさせて欲しいのに、目を瞑ると思い浮かぶ。
涙が次から次へと出てくる。
「俺じゃ、ダメか!?」
木兎さんの告白が刺さる。
涙を拭いてくれて、舐めてくれて、私のお腹の奥がこんなに、きゅんきゅんとするのに。
名前を呼びそうになってしまう。
「忘れたい…っ!!もう、全部、今だけ、忘れたい…っ!!」
泣きながら嗚咽混じりに言ってしまう。
きゅっと腕を身体に回すと、隙間なく密着する。
いつもと違う身体に、怖くてぞくっとする。
それでも、今はそれでもいい。
「今だけ、俺のこと、好きでいてくれ…っ!!
寝て起きたら、忘れていいっ!!」
「好き…好きです…っ!」
「は、やば、それだけで、イきそ…っ!!」
「木兎さん…っ」
「光太郎だ!」
「こ…たろ、さん…っ!!」
「ああ…っ!」
「好き、ううっ、愛して…っ、ますっ!!」
「ああ…俺も…!!」
最後、一緒に達した時、凄く優しい口づけをしてくれた。
相変わらず目を瞑ると、うつるのは、繋心さんだった。
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