第30章 【番外編】見ている景色

「ひっ、くっ…」
声を抑えたるるが身震いしてまた達する。
透けた下着をずらすと、くっきりと胸の先端が形を現す。
きつく吸うと、悲鳴が上がるが気にしない。
舌に触れる冷たかった布の感触が生暖かくなっていく。
「やぁ…っ！！」
犬歯できゅっと噛むと、また悲鳴が木霊して腕の中の身体が仰け反る。
「ん、はぁ、…はあっ、や…」
「また胸だけでイったのか？」
「うん…も、きもちい…っ！
した、下もさわって？」
「コイツ…」
いつものように手を誘導されると、そのまま擦らされる。
「あぅっ、あっあっ…！」
布越しですら身体を捩らせ、俺の首に腕を回し、肩に顔を埋めてゆっくりとまた昇っていく。
「んぅぅぅぅぅ…！」
くぐもった声が布越しに震動して俺の心を鷲掴みして離さない。
「…っざけんなよ、一人で…」
「はぁっ…」
下着をずらして、下からナカに突き入れていく。
重力に従った身体がゆっくり下りてきて、奥までしっかり咥えられた。
「ぁあぅっ…！！」
「ったく、しっかり、捕まっとけよ…！」
首に回された腕に力がこもる。
「んぅ、っはっ、ひぁぅぅ、んんっ…！！！」
上下に動かし、お互いのイイところに当たるように誘導させる。
脚に少し力を入れたるるが身体を浮かして一気に落とす。
「んぁぁあっ！！！」
また１回と果てるが容赦なんてしてられない。
両の膝裏に腕を絡めて、ぬちゃぬちゃと音を立てて結合部にお互いをぶつけ合う。
「あああ、それ、らめ、ぇ…っ！
おく、おくきちゃっ…！！
ひぁぁぁぁぁぁ！！！！」
耳元で響く甘い声が射精感を高める。
ビクビクと搾り取られるような締め付けが合間って、終わりが近づきすぎた。
「バカっ、それ、やめっ…！」
慌てて引き抜くと、どくどくと上を向いたソレが吐き出す。
落とさないように抱き直したので当然それは、可愛らしくもあり、水に濡れてすっかりいやらしくもなったるるの服に掛かっていく。
「……あー…」
「やぁ…っ」