第28章 【番外編】見せたくないし見られたくないし

手を払われ、また入念に身体に手が這わされる。
「あ、はぁ……ああ…っ」
胸の先を指先で転がされる。
びくびくと身体が動く。
「いやぁ……」
空いている手でナカと芽を同時に触られて、我慢していたのがじわっと溢れる。
「あああっ！！」
短い間に果ててしまい、恥ずかしくてまた顔を両手で隠そうとした。
「見せろよ」
「やだ、やだぁっ」
「こっちも余裕ねえんだ、知ってんだろ？」
手を繋心さんのソレに宛がわれる。
ぬるっとした先端を触って、ますます高揚してしまう。
さっきまでカッコよくコートに立ってたヒトが、今私を貪欲に求めている。
目を奪われて、息も出来なくて、胸がうるさいほど騒いでたあの空間。
物凄く遠く感じた人が、今…。
その事実が限りなく私を昂らせていく。
「繋心さん…ぁっ」
名前を呼ぶと、指をゆっくり舐められる。
あまりにもそれが気持ちよくてきゅんとする。
「あ？」
名前を呼んだのに、言葉がまとまらない。
不意に不安になる。
「カッコいい…大好き…。
ほんとに、私だけのヒト？」
「……っ」
ぎゅっと力強く抱き締められる。
「あっ…」
「当たり前だろ！！」
「きゃっ」
いきなり突き立てられる。
もう我慢が限界で潤ってたそこは、あっという間に全てを受け入れる。
「あああっ！！」
「っく！！」
奥に吸い付くようにそれが当たる。
あまりにも良くて、勝手にナカが締まる。
「…ったく、人の気も知らねえで……」
「ああぁぁ！」
「お前があんな可愛い顔で見てんの、わかってたんだぞ…！」
「いやぁ！また、またいっちゃうぅ…！！」
「他のっ、ヤツらが見てたのに、あんな顔、しやがって…！」
「きぁああ…っ！！あぅ、はぅっ…！！」
「もうっ、ぜってー来んなよ…っ！」
「いや、いやぁぁっ！！」
私の一番イイところを貫かれて、在られもない声が止まらない。