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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第28章 【番外編】見せたくないし見られたくないし




「はやく…」
玄関の鍵を開けるのすらもどかしい。
「煽んなって。風呂行ってくる」
「だ、だめ…」
手を引いてそれを止めてベッドに引っ張る。
「な…!くせーだろ…」
「いいにおいです…」
私は何を言ってるんだろう。
でも、本能が、限りなくそれを欲しがってる。
繋心さんが呆れて覆い被さってくる。
「ん……んぅ…」
やさしく口付けられながら、着ている物をゆっくり剥がされる。
徐々に深くなって、クラクラとしてくる。
「んぁ、あぁ……っ」
「何煽ってんだよ?」
くくっと笑われる。
その仕草すら、色気があって目眩がする。
脳裏に焼き付いたさっきまでの風景が、繋心さんのにおいが、全てが私を刺激する。
首筋にくすぐられるような感覚があると、チリチリとしたそれに変わる。
「あぅ…っ!」
「随分と余裕ねえな」
「やぁ…はずかし…」
顔はもう見られたくないほどぐちゃぐちゃだと思う。
涙で化粧が流れるのがわかる。
「可愛いぞ」
「さわって、はやくっ 」
ねっとりしたキスが気持ちいい。
舌を吸われて、上顎を舐められ、歯列をなぞられて、最後に噛みつかれるように角度を変えられて唾液が流される。
「あっん……んんっ」
背筋に快感が走る。
繋心さんの、重たくなったコロンのような、私の頭を痺れさせるようなにおいが一層興奮する。
どうしても触りたくて、下腹部の固くなってるソレに手を伸ばした。
「おい…」
「あ、ごめんなさ、さわりたい…」
「うちの姫はいつから変態なんだ?」
「やだ、繋心さんだけ、だけですからぁ」
余裕なくて、途切れ途切れになってしまう。
下着から取り出すと、固く、先が既にとろっとしてて、それが無性に嬉しくなる。
上下に擦ると、繋心さんが息を詰めるような仕草をする。
「きもちいいですか?」
「集中出来ねえからもうさわんなっ」
「あ、いじわる、んっ」
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