第27章 【番外編】いちばんぼし
久々に一緒にお布団に入ると言うのに。
「んっ…あっ…あぅ」
繋心さんが入ったまま、ゆるゆるとしか動いてくれない。
もどかしくて、歯痒くて、シーツに指を食い込ませる。
「ね、も……」
「ダメだ」
煙草の微かなにおいがする。
染み付いて離れない。
ぴくっとナカで動くソレが、一際また大きくなる。
真ん中から垂れる蜜が、またひとつ水溜まりを増やしていく。
「け、繋心さ、ん…っ」
「るる…」
「…っ!!」
低い声で名前を呼ばれる、それだけで背筋に電気が走る。
「や、やめっ…!んぅ…」
きゅっと締め付けると、ゆるゆるしたモノが少し奥に進んできて、私のお腹の奥の弱いところに当たる。
「あぅっ…!そこ、そこ、おねが…」
ずっとこのもどかしい感覚が続いていくと思うと、頭がおかしくなりそうだった。
「あっ…おねがい、そこ、ついて、おねがいっ…!!」
我慢出来なくてポロポロと涙が溢れる。
ただでさえ久しぶりなのに、更にこんな仕打ち…。
腰が震えるのに、がっしりと捕まれてて自分で動くことも儘ならない。
「繋心さ、もしかし、て、おこってる……?」
はあはあと息を整えながら振り向いて確認する。
「別に……」
(わ、目が本気だ)
ぎろっと睨まれながら呟かれた。
「あ、あとで、おもいだして、あっ、あやまりますから…んんっ、おねが、い…はぁ」
「うるせえ、よ」