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まったりの向こう側

第7章 怪しいお薬





「エルヴィン、ごめん…」

「何がだ?」

「さっきの…ハンジの記録、勝手にいいなんて」

「きっと大丈夫だろう。何だかんだいっても、おかしな事はしないさ」





「ところで」


エルヴィンはナナバがこれ以上悩まぬよう話題を変える。


「昨日はよく眠れたかい?」

「うん。お陰様で大分すっきりしてる。
 だから、今日休まなくても大丈夫だよ?」

「いや、さっきも言った通り、今日はゆっくりしなさい。体力の温存も必要だ。」

「…温存?」


休め、なら分かるが、温存とは…?
不思議に思ったのかナナバは目をくりくりさせてエルヴィンを見つめる。


「昨日は何回シたか、覚えてる?」

「!! それは、その…」


ナナバは『一回は覚えてる』とだけ、何とか絞り出す。


「そう、君の言う通り…
 一回だけなんだ。君だけが、ね」

「え…?」


エルヴィンはナナバの隣に座り、ぴたりと体を密着させる。勿論、彼女の耳元へと顔を寄せるのも忘れない。


「俺はイけてないんだ」

「!!」

「だから、今夜続きをするよ。いいね?」


しっかりと耳に吹き込み、プライベートの予定をうめる。

それに加え、抱き寄せた腰、シャツの上から下着の縁を撫でればその感触に小さな興奮を覚えた。
…因みに、これは単なる趣味。


「…っ、エルヴィン…んっ」

「返事は?」


『夜に』とは言ったものの、真っ赤な顔で肩を震わせる姿に、段々と熱が高まり硬さも増していく。


「いや、いい。夜は夜だ」

「ふ、ぇ…?」

「軽くシよう。
 無理はさせないから安心しなさい」





約束通り、お互いに一回ずつ果てれば、その日の夜…

"昨日の続き"は何回も、濃厚に、深く深く繋がりあうのだった。





fin




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