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まったりの向こう側

第7章 怪しいお薬


(もうこんなにして…)

布越しに感じるのは、固くしこった、エルヴィン曰く"さくらんぼ"。

ソレを親指と中指で摘まみくりくりと捏ねれば、それにあわせナナバの息が上がってくる。


「んん、ん…っ…はっ、はぁ…あ、ん!」


本人は必死に堪えているのだろうが、今日は間違いなく確実に感度が上がっている。

(薬の効果は抜群だな。対人として考えれば大成功…か)


ふと思い出したのは、去り際のハンジからのメモ。

『Hすればその分早く抜けるよ!』

そんな事せずとも、二三日安静にすれば自然と薬は抜ける。


…だから、このアドバイスに誘導された訳じゃない。



す、とエルヴィンが片手を伸ばす。
慣れた指先は迷うことなくいつもと同じ動きで…直後ナナバの胸元がふ、と軽くなった。


「ふぁ…、な、に…?」


涙でぼんやりとする視界の端に、緩んだブラとエルヴィンの肩が見える。


「楽しみだな。
 君が食べさせてくれる、さくらんぼ」

「ひゃぁ?!耳、だめ…!」

「そうかい?それじゃ、早速」


然り気無く下着をずらすと、ぱくっ、という効果音が聞こえそうな勢いでエルヴィンが赤く熟れたソレに吸い付いた。

ちゅぅ ちゅっちゅっ ちゅる

わざとらしく、音を立てる。そうすればナナバはより感じやすくなるのを、エルヴィンは知っているから。


「ぅ、ん…これはいい。丁度食べ頃だよ。
 食べられるのは、んっ、俺だけだけどね」


今度は舌全体で包み込むようにして舐める。
勿論、丁寧に転がしてやるのも忘れない。


「これ、も、…好きだろう?」

「んぁ!も、エルヴィンっ!
 そんな、舐めちゃ、あっ、ぁあ!」

「ふ…っ、こっちも食べてしまおう」


今度は、反対側の"さくらんぼ"を口に含む。
とがらせた舌先でつつくように舐めながら、同じようにちゅぅちゅぅと音を立てて吸う。


「うん、毎日食べたいよ。本当に美味しい…」

「そんな、事っ、言わなくて、…いい!」


力が抜けきり、呼吸を整えるのでいっぱいいっぱいのナナバをエルヴィンは優しく押し倒す。


「は…、んぅ、ふ…」

「そのまま、ゆっくりと深呼吸だ。
 …何も心配しなくていい。何も…」


ショーツまで脱がせれば、恥ずかしさからかナナバは僅かに体を丸める。

それはエルヴィンが望んで止まない、生まれたままの姿。


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