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【A3!】甘いひととき【R18】

第1章  アンタが欲しい【真澄】


 


「…監督。ちょっと待ってて」


そう言って
ポケットの中に忍ばせていたらしい
小袋の封を切り、取り出した中身を
器用に装着しはじめる、真澄くん。


『そ、それ…持ってたんだ…?』

「当たり前。いつ、アンタに
誘われてもいいように 常備してる」

『…あ…、あはは…』


足の間に身体を割り入れられ
腰を引き寄せられると
今までとは違った 緊張感に襲われる。


「…いづみ…。好き…」


手の甲で頬を撫でられながら
ふいに名前を呼ばれると
胸がキュッと締め付けられて。


『っ…急に名前呼ぶの…、反則だよ…』

「じゃあ、アンタも呼んで」


両手でそっと
真澄くんの頬を包み込む。


『…真澄…くん…』

「もっと…」

『…真澄くん…。…真澄くん…』


誰よりも私のことを
想ってくれる、愛おしい人…。


 
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