第1章 アンタが欲しい【真澄】
「…力、抜いて」
押し当てられた熱が
こじ開けるように中に入ってくる。
『ん…、んっ…』
そして…
奥の壁に当たった瞬間…
『…ああっ――!』
未知の快感に身体が仰け反り
何も考えられなくなった。
『んんっ…。…はぁっ…、っ…あ…』
私の表情を見つめながら
最初は ゆっくりと…。
突かれる度に声が漏れ
真澄くんの身体に
腕を回して、しがみつく。
「…今日のアンタ…、大胆で可愛い…」
『…だっ…、て…。…んんっ…!』
普段はなかなか口に出せないけど
本当は いつも想ってる…。
『っ…真澄くん…、好き…』
「…っ…!」
『…大好き…、だよ…』