第1章 アンタが欲しい【真澄】
『っ…んん…!』
敏感な蕾を指の腹で擦られると
まるで、電撃を受けたような
ビリビリとした感覚が全身を襲った。
『…ふっ…、…んん…っ』
自然と漏れてしまう甘い声が
部屋の外に聞こえないように
両手でグッと口を塞ぐ。
それに対し、真澄くんは
快感に歪む私の表情を見つめ
嬉しそうに微笑んだ。
「…監督…」
既に潤っている入口から
真澄くんの指が侵入してきて
気持ちいいところを弄る。
『っ…そこ…、だめ…』
「ここ?」
『あっ…! だ、め…だってば…っ』
「…やだ。止めない」
部屋に響き渡る、淫らな水音。
溶けてしまいそうなほど
身体が熱い…。