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【A3!】甘いひととき【R18】

第3章  夜の密会【万里】


 


「…監督ちゃんは?」


この想いだけは…
万里くんにも 負けられない。



『…私も…、同じだよ…。
万里くんが…、好き…』


おでこ同士をコツンとぶつけて微笑むと
次第に紅潮しはじめる、万里くんの頬。


「はっ…。んだよ、それ…。上等じゃん?」

『…ふふっ』


笑い合っていたのも、束の間…。

啄むようなキスを交わしながら
ゆっくりと、身体を押し倒されて

唇の隙間を割って入り込んで来た
万里くんの舌が私の舌を絡めとる。


『…はぁ…っ…、…んっ…』


身体中が熱くなって…
頭がクラクラするような 激しいキス。

息を荒らげながら 必死に応える私に対し
万里くんは まだまだ 余裕げな表情で。


「…そんな声、出していーわけ?」

『っ…万里くんのせいだよ…!』


やっぱり、敵わないな…。


 
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