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愛すべき炎に全てを

第2章 私の家族が増えた日


──次の日──

エースside

「ここは…どこだ…」

目が覚めると真っ暗なところにいた

「目、覚めたの?」

暗闇から聞いたことのない女の声が聞こえた

「…誰だ!?」

ボッッ

能力を使い指先に炎をともす
炎をともすと目の前に俺と同い年くらいの女が座っていた
プラチナブロンドのショートヘア、座っていてもわかるほどの高身長、ショートパンツからスラリと伸びる長い脚、すごく綺麗な女だった

「怖がらないで、私の名前はサヤ、白ひげ海賊団一番隊の戦闘員 今日からあなたのお世話係をすることになったの」

「お世話係ィ!? そんなの必要ねぇしここに居座る気もねぇ!!!」

「うるさいなぁ… お父さんが決めたんだからお父さんに言ってよ…」

「お前、あの白ひげの娘なのか、」

「本当の娘じゃないよ、お父さんは白ひげ海賊団全員のことを自分の子供にしてくれるの だからあなたも今日から白ひげの息子そして家族 私とあなたは同い年らしいから双子ね よろしく、姉弟」

「きょ、きょうだい…家族…」

兄弟は俺にもいた
大事な弟と今は亡き兄弟…
家族…と呼べる人は俺にはいなかった
だから、ちょっと嬉しかったんだ
さっきまで決闘を挑んだ相手だけど、名を背負って思い切り暴れても良い、と言ってくれた男だ
俺はあの男に拾ってもらえたのか…

「ねぇ あなたはエースって言うのよね?」

「あ?あぁ ポートガス・D・エースだ」

「わぁ、Dの一族なのね 私の名前はサヤ仲良くしましょ」

俺の新しい人生はこの女、サヤと共にリスタートしたんだ


「ちなみにエースは私の弟ね」

「はぁ!?俺が兄だろ!!!」

「私のほうが先に入っているので私が姉でーす!!!」

「ちっ、くっそ…」

「そして私のほうが先に多分強いし」

「ふっざけんなよ… よし、決闘だ!!」

「しょーがないなぁ… じゃあ明日の朝ね」

「逃げんじゃねぇぞ!!!!」

「あったりまえ そっちこそ逃げないでね おやすみぃ〜」

「なんなんだ、あの女…」


俺は次の朝とんでもないものを目にすることになる
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