• テキストサイズ

【テニプリ】この気持ちに名前を

第3章 笑顔


「...ん......」

いつの間にか寝ていたらしい。
ああ、また嫌な夢を見ていたのか、汗がすごい。
青学の皆が認めてくれたって、許してくれたって言っても、私はまだ、弟に何も言ってない...

「いま、何時だろ...」
「18時だよ」
「18時か......え?」

誰......彰?

「手塚さん、大丈夫?」
「ぅ、え、不二くん?」

え、ここ、私の家だよね?
なんで...?

「今日学校休んでたから、風邪で休んでるのかなと思ってね、手塚に家の場所聞いて来ちゃった」
「来ちゃったって......よく風邪だって分かったね」
「まあ、昨日具合悪そうだったしね」
「バレてたか...そういや、家どうやって入ったの?もしかして鍵開いてた?」
「いや、弟さんに開けてもらったよ」
「ああ、彰にか.........あ」

もしかして...

「不二くん、彰になんて言って開けてもらった?」
「え?青学テニス部の不二ですけど...って言ったよ?」

やっぱりか...

私は弟にテニス部のマネージャーをやっていることを伝えていない。
伝えて...どういう反応が返ってくるか、怖かったから。

でもこれで、バレちゃった...かな...
/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp