第1章 再開。
ミーシャSIDE
痛てて・・・・。
頭がズキズキする。
うっすらと目を開けると、見慣れない天井が視界に入ってきた。
・・・・は?天井??
がばっ、勢いよく起き上がる。すると、
エリザベス
「あっ、目覚めたのですね!?」
声がした方を見ると、銀色の髪の毛の女の人が立っていた。
ミーシャ
「・・・・・・・」
首を傾ける。
エリザベス
「あの、この近くの花畑で倒れていらっしゃったので手当をするために連れてきたんです」
ミーシャ
「・・・・・・・」
エリザベス
「お体の調子はどうですか?」
銀色の髪の人が訪ねてくる。
あれ、もしかしてエリザベス!?
すると、無意識に耳と尻尾がぴょこぴょこ動く。
それに気づいたエリザベスはますます困惑して、
エリザベス
「あの・・・・ここは悪い人なんていませんよ!?
体中傷だらけだったのでここまで運んできただけであって・・・・」
ミーシャ
「・・・・・・・」
私は無言のままだった。
何故なら、私は声が出ないのだ。