第4章 留まる?踏み出す?
ミーシャ
「うん」
エリザベスは、今は二階で眠っている。
そして、私の目はの色はすっかり元通りになっていた。
ホーク
「ところでよぉ…」
ホーク
「どうしてミーシャは声帯を潰されたのに声が出てるんだ?」
メリオダス
「確かに」
ディアンヌ
「普通気づくんだけどなぁ…」
マーリン
「多分、ミーシャの強力な魔力が体内から暴発し、神器と共鳴して声が出た…としか言いようがないな」
ホーク
「うん。わかんねぇ」
ミーシャ
「私も」
キング
「声…エレインに似てるな…」
バン
「‼…そうだな…」
メリオダス
「よし!じゃあミーシャの声復活記念として、一杯やろうぜ!」
ホーク
「おぉー!」
* * *
皆とワイワイしていたら、ふとバンが話しかけてきた。
バン
「なぁミーシャ」
ミーシャ
「?何?」
バン
「(ほんとエレインに似てるな…)」
ミーシャ
「何?」
バン
「あ、あぁ。すまねぇ。
もしも、好きな人が死んじまったんたんだが、生き返る方法があったら、お前ならどうする?」
ミーシャ
「……。
私は、最善を尽くすな。
でも、自分が後悔しなかったらそれでいいと思うよ?」
バン
「!!」
* * *
翌日、私はメリオダスのお店を手伝った。
そして、お店がひと段落したところで、ミーシャは体を解しながら机に突っ伏した。
メリオダス
「接客ご苦労〜」
ミーシャ
「うん…疲れた」