第4章 留まる?踏み出す?
ミーシャ
「マーリン…ありがと」
市場かぁ……。
苦笑しながらメガフォンを構える。
オーラは消え失せたが、ミーシャの目の色は橙色のままだった。
スゥ……
ミーシャ
《お姉ちゃんをォ離せええぇぇぇぇぇえ!!!!》
普通のメガフォンでは出ない異常な音量が出た。
皆、あまりの声量に耳を塞いだ。
ゴォォォォ!!!!
大きな風が吹き、大男が飛ばされそうになる。
が、
大男
「くそぉっ、おい!お前達‼出て来い‼」
誰かに合図を送る。
すると、うぉぉぉ‼という声がし、武器を持った敵がわんさか出て来た。